(2020年9月)

新登場ながらも、1GBあたりの単価が8.83円/GBと激安の、TeamのT253X1960G0C101を手に入れたのでレビューする。

T253X1960G0C101_001
960GBで8,480円、容量単価8.83円/GBと激安!!

個人的にTeamといえば、昔、秋葉原の実店舗で買ったコンパクトフラッシュ(4GB)が燃えた(マヂ)ので、悲惨なイメージしかないのだが...

SSDの価格状況



2020年7月後半に登場した、激安SSDである、TeamのGX1シリーズ。

Team SSD GX1シリーズ

特に960GBのT253X1960G0C101は、8,480円で、容量単価8.83円/GBと、新登場ながら激安である。

# 秋葉原等の店頭では、9,980円で出ている模様。

以下のように、価格コムで「1GBあたりの価格の安い順」で並べると、1090製品で最上位に出てくる。

1GBあたりの価格の安い順

SSDの1GBあたりの価格の最安は、2020年7月あたりまでだと「10円/GB」で止まっていたが、8月半ばあたりから「9円/GB」がチラホラ見られる。

その多くは2018年-2019年品であり型落ち感があったり、USB接続品であったりするが、2020年夏登場で即激安は珍しい。

値の下がらないハードディスクに比べ、SSDは順調に価格が下がってきたが、ココにキて一段と進みそうな気配がするンかはシラン(SILANE)。

単価の安いモノで最新となると、TeamのGX1シリーズの他には、AGIのAgilityシリーズのAGI2T0GIMAI188(2TB,9.99円/GB)がある。

AGI2T0GIMAI188

2TBもイラナイが500GBでは不足、という人にとっては、上述のT253X1960G0C101は選択に値するだろう。

スペック(仕様)



公式サイトでのスペックは、以下の通り。

仕様_Team SSD GX1シリーズ

−−−−−

・インターフェイス:SATA3.0(6Gb/s)
・容量:120GB/240GB/480GB/960GB

TBW(Total Byte Written,書き込める総量)

 120GB:30TB
 240GB:60TB
 480GB:120TB
 960GB:240TB

速度

 120GB Read: Up to 500MB/s Max ; Write: 320MB/s
 240GB Read: Up to 500MB/s Max ; Write: 400MB/s
 480GB Read: Up to 530MB/s Max ; Write: 430MB/s
 960GB Read: Up to 530MB/s Max ; Write: 480MB/s

MTBF:1,000,000 hours(百万時間)

厚さ:7mm

保証:3年間限定保証

−−−−−

全モデルとも、TBWが小さいのが気になるが...

容量の大きい方が速いのは、SSDでは普通である。

外観等



SSDなンヅォみな同じヤロ!ドァヴォ!!

T253X1960G0C101_001

表面はザラザラ面にシールが貼ってあり、既に端が浮き上がってるので、経時や熱でハガれる可能性がある。

外装はプラッぽゐンで、放熱に不安大。

# 同価格帯のASU630SS-960GQ-Xの外装はアルミ。

パッケージは箱ではなく、吊るしの透明プラ。

T253X1960G0C101_002

鋏(ハサミ)がないと開けられない!

SSDは精密機器ではあるがショックには強いンで、こンで十分/充分、とユエバ十分/充分。

レジ袋すら回避される昨今、豪華な箱に入っているのは無駄且つオカシイのだ!

内容物は、本体のみで、保証云々(でンでン)の紙片すらない!

台湾製(MADE IN TAIWAN)。

なお、サポートは、例のごとくアスクである。

関連:アスクサポート窓口

CrystalDiskInfo(S.M.A.R.T.情報)



新品購入で、初回の電源投入時の、CrystalDiskInfoの情報。

CrystalDiskInfo_T253X1960G0C101

購入時に既に5回程度、電源が通っているコトになる。

また、温度計が搭載されていないのだろう、温度が表示されない!

Colorful(後述)のように、40度固定ではないが、温度計非搭載は同じ!

フォーマット後の空き容量は、894GB。

フォーマット後_T253X1960G0C101

ベンチマーク(速度計測)



計測環境は後述。

速度_T253X1960G0C101

------------------------------------------------------------------------------
CrystalDiskMark 7.0.0 x64 (C) 2007-2019 hiyohiyo
Crystal Dew World: https://crystalmark.info/
------------------------------------------------------------------------------
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

[Read]
Sequential 1MiB (Q= 8, T= 1): 533.428 MB/s [ 508.7 IOPS] < 15693.90 us>
Sequential 1MiB (Q= 1, T= 1): 525.504 MB/s [ 501.2 IOPS] < 1993.85 us>
Random 4KiB (Q= 32, T=16): 192.552 MB/s [ 47009.8 IOPS] < 10874.47 us>
Random 4KiB (Q= 1, T= 1): 30.189 MB/s [ 7370.4 IOPS] < 135.36 us>

[Write]
Sequential 1MiB (Q= 8, T= 1): 485.080 MB/s [ 462.6 IOPS] < 17240.08 us>
Sequential 1MiB (Q= 1, T= 1): 442.706 MB/s [ 422.2 IOPS] < 2366.33 us>
Random 4KiB (Q= 32, T=16): 270.312 MB/s [ 65994.1 IOPS] < 7748.39 us>
Random 4KiB (Q= 1, T= 1): 82.596 MB/s [ 20165.0 IOPS] < 49.31 us>

Profile: Default
Test: 1 GiB (x5) [Interval: 5 sec]
OS: Windows 10 Professional [10.0 Build 18363] (x64)
Comment: Team T253X1960G0C101 SATA(6Gb/s)

仕様では「Read: Up to 530MB/s Max ; Write: 480MB/s」なので、ソレは満たしている模様。

立て続けに2度計測したが、値は同じようなもンだった。

計測環境(2020年9月)



・CPU:Core i7-6700(Skylake)
・M/B:H170M Pro4(ASRock)
・RAM:32GB(8GB×2枚8GB×2枚)
・GPU:GeForce GTX 1660 Ti AERO ITX 6G(MSI)
・SSD:SDSSDXPM2-500G-J25(500GB,M.2,SanDisk)
・モニター:EB321HQUBbmidphx(31.5型,WQHD,Acer)
・電源:MPX-7501-AMAAB-JP(750W,CoolerMaster)
・OS:Windows10 Pro(64bit)

Team vs ADATA



同容量(960GB)のASU630SS-960GQ-Xとの勝負!

(双方とも、搭載直後でデータなしの状態)

T253X1960G0C101_vs_ASU630SS-960GQ-X

関連:[激安] ASU630SS-960GQ-X(ADATA,960GB,SSD)が届いた [7,980円]

関連:[激安] ASU630SS-960GQ-X(ADATA,960GB,SSD)を買った件 [7,980円]

Teamは、ベンチ対決では概して勝ってるが、ADATAの中身をTeamに全部コピーして使ってみると、Teamは画像ファイル群(=小容量ファイル群)の一覧表示にモタツク感がアル!

デジタルカメラで撮影した写真(JPEG等)の一覧をサッと開きたい用途には向かないとオモワレ。

その他



ColorfulのSSDのように、イワユル「キャッシュレス」なのかはシラン(SILANE)けど、この結果及び価格なら、「キャッシュレス間違ゐナシ!」とユエルのかはシラン(SILANE)。

SL500 640G

関連:[Colorful] SSD「SL500 640G」開封レビュー [容量単価激安]

容量と価格、そしてTBWから、レベルセルはQLC(Quadruple Level Cell)と思われる。

・SLC(Single Level Cell,1bit)
・MLC(Multi Level Cell,2bit)
・TLC(Triple Level Cell,3bit)
・QLC(Quad Level Cell,4bit)
・PLC(Penta Level Cell,5bit)

耐久性は、bit数が大きくなるほど悪くなる。

NTT-X Storeでよく出ていたASU630SS-960GQ-X(960GB)は、クーポン適用で7,980円(8.3125円/GB)と、もっと安かったね。

ASU630SS-960GQ-X

関連:[激安] ASU630SS-960GQ-X(ADATA,960GB,SSD)が7,980円で復活中! [ベンチマーク]

但し、ASU630SS-960GQ-は発熱がヒドゐ(実測ではなくソフト読み)という難点があるが、T253X1960G0C101は大丈夫そう。

ASU630SS-960GQ-Xはその後廃止され、現在は後継のASU630SS-960GQ-Tが出ているようだが、10,980円とタカメ。

まとめ



・2020年夏の新登場ながらも、8.83円/GBと激安!
・ベンチ速度は価格ナリ(普通)だが、実使用(小ファイル群)だと難アリ?
・プラ外装で熱によるダメージが心配だが、温度計ナシで把握/管理不能!=耐久性が不安!
・TBWが小さいのが気になる。

てコトで、アキラカニ(朗蟹)、安物(チャチ)なシナモノであった...

1TB付近の容量でSSDを探してるなら、少し銭(カネ)を出してでも、crucialのCT1000BX500SSD1や、TranscendのTS1TSSD220Qのような、ムァトムォなシナモノを買った方がゑ〜と思う(双方とも2020年の登場)。

今回のTeamは、価格正義!安物ダイスキ!データ消失はキニシナイ!という「雑」且つ「ゼニウシナイ」の御仁(ゴぢン)に最適なシナモノなンかはシラン(SILANE)。

ゲームのインストールには、ゐ々かもシレン/試練ね。
ハードディスクだとロードが遅いし、消えても再度インストールすれば済むし。

割とどうでもいいサブマシンや、余ってるノートPCがあるがハードディスクは起動遅杉で嫌!という用途には最適なンかは、菅とゐゥ男(71)に訊け!ドァヴォ!!

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