ハードディスクメンテナンス

ハードディスクの診断、物理フォーマット、静音化、Linux、サーバー、MySQLなどがメインだったのですが、その後広がり、カメラやハードウェアの投稿も増えてきました。 モバイルデバイスは、MacBookAir(13型)、iPad Air2、ポメラ DM100(キングジム)OLYMPUS STYLUS XZ-2など。 これらを使いながら、ブログを更新しています。

タグ:不良セクタ



オカシナHDDが出現!



ディスクは、Western Digital(WD)のWD15EARS-00Z5B1(WD Green,1.5TB)である。

2009年12月アタリのシナモノなので、既に10年以上が経過シテイル。

CrystalDiskInfoでの状況は、以下。

WD15EARS-00Z5B1

・05(代替処理済のセクタ数) 199 199 001
・C5(代替処理保留中のセクタ数) 195 195 5B8
・C6(回復不可能セクタ数) 195 195 572

・使用時間:31089時間
・電源投入回数:1107回

健康状態は「注意(黄色)」であり、まだ普通に使ゑルン邪ネ?ッてな感じで、異音等もない。

ディスクのエラーチェックや最適化(デフラグ)も、問題なく完了する。

エラーチェックや最適化

ファイルも閲覧/再生できるので、問題ないように見えるが、ファイルを他へコピーしようとすると、途中で止まったり、最初から全く進まなかったりするファイルが、かなりの数ある。

コピーが途中で止まる
↑コピーが途中で止まり、速度が0に!

そのファイルが動画ファイルであれば、ファイルは存在しており容量も表示されるが、再生ができない。

その一部(数ファイル)は、エクスプローラーの「詳細表示の設定」で「長さ」の値がなかったり、「長さ」が非表示の場合に追加しようとすると「応答なし」になったりする。

詳細表示の設定(応答なし)
↑応答なし!

再生できない動画ファイルなので、長さが取得できず、「応答なし」になるのだろう。

# 本件とは別に、再生可能な動画ファイルであっても、動画の種類によっては長さが取得できないものはあるので、長さがないからとユッテ即NGとは限らない。

ツマリ、全てのファイルがダメではなく、一部、オカシナファイルが存在する状態なのだ。

ゆぅまでもなく、このハードディスクは危険な状態なので、全ファイルを他へ退避させようにも、上述のように途中で止まるので、カンタンではない。

是蛾、動物(ニンゲン含む)であれば、ドツけば解決するハナシなンだが...

コピーが止まると、キャンセルしても固まり、ディスクを外すしかナゐ/鹿内!

止まる→ファイル名をメモ→ディスクを外す→再接続→メモしたファイルを除外しコピー開始→別のファイルで止まる→ファイル名をメモ...とユッタ流れ!

止まったファイルは捨て、その間に他をコピーしろ耶!ドァヴォ!!

「エラー時継続」機能があるコピーツールを使っても、この種のエラーはエラーと認識されないのか、延々と止まって終〜了〜!(by 鬱村Produce)

DLGDIAG for Windows



Western Digital(WD)のディスクチェックツールである「WD Data LifeGuard Diagnostics(DLGDIAG for Windows)」を使(ツコ)〜てみる。

DLGDIAG_001

QUICK TESTはパスするが、EXTENDED TEST(拡張試験)でBad Sector(不良セクタ)が見つかる。

DLGDIAG_002

・QUICK TEST - ドライブに保存されているData Lifeguard情報を収集、検証するためにSMARTドライブ・クィックセルフテストを実行する。
・EXTENDED TEST - 不良セクタを検知するためにフルメディアスキャンを実施する。

フォデ「Rapair」を押すも、

DLGDIAG_003

Bad Sector修復不可!

DLGDIAG_004

湿布愛!

DLGDIAG_005

何の役にも立たンヤロ/野郎!ドァヴォ!!

# Bad SectorがRapairできたトコロで、ソコにあるDataはLostサレチマうンだがwww

なお、DLGDIAG for Windowsは、USB接続のドライブでは使えないので注意。

人生乃無駄



究極に面倒ではあるが、手作業でオカシナファイルらしきモノをメモ、28ファイルを残して退避完了!

・コピー可能:4000ファイル超
・オカシナファイル(推測):28ファイル

是蛾、人生乃無駄出或!

オカシナ28ファイルはコピーできないので、他の方法を考える。

玄立(KURO-DACHI)の登場!



玄人志向のKURO-DACHI/CLONE/U3(HDDスタンド,USB3.0接続)を使う!

玄人志向 HDDスタンド USB3.0接続 KURO-DACHI/CLONE/U3 パソコンなしでHDDのまるごとコピー機能付き

関連:[玄立] KURO-DACHI/CLONE/U3(HDDスタンド,USB3.0接続,玄人志向)を入手 ベンチマーク レビュー

問題のHDD(WD15EARS-00Z5B1)をHDD1に、それよりも容量の大きい空のHDDをHDD2に挿し、HDD1→HDD2へコピー!

玄立_HDD1_HDD2

この作業は、玄立のみで可能で、PC等は不要だ。

で、コピー完了後、HDD2をPCに接続する。

HDD2の28ファイルは全部他へコピーできたが、28ファイル中6ファイルは再生可能、残りは再生不可能であった。

これらのファイルは、上述の「詳細表示の設定」で「長さ」の値がない。

玄立で強引にコピーしたモノノ、ファイル自体が読めヅ、コピー後のファイルがダメだというコトだろう。

mp4などの圧縮ファイル系は、基本的に、一部が欠落しただけでも、全部が再生不能となる。

テコトで、6ファイルが「救出」デケタ!

全ファイルは救えないモノノ、1ファイルでも救出シタゐ!という向きには、この方法が有効かはシラン(SILANE)。

関連:[玄立] KURO-DACHI/CLONE/U3 と KURO-DACHI/CLONE+ERASE/U3 の比較レビュー

関連:「KURO-DACHI(玄立)で930GB(24ファイル)をコピーする際の速度」のその後

関連:[玄立] KURO-DACHIで930GB(24ファイル)をコピーする際の速度

関連:[玄立] KURO-DACHI/CLONE+ERASE/U3で消去できない問題、ドライブとの相性も?




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Debianのミラーの片方に不良セクタが発生した(代替処理待ちのセクタ)。

Current Pending Sector Count

代替処理待ちのセクタの数です。

代替処理待ちのセクタの数です。

代替処理待ちのセクタが結果的に読み込みまたは書き込みに成功した場合、この値は減りセクタは代替処理されません。
セクタの読み取りエラーはセクタを代替処理しません。
書き込みに失敗した場合のみ代替処理されます。


突然のバッドセクタの発生。

原因は熱かな?

私は「ハードディスクは熱に弱い」という認識を持っており、実際そうだと思う。

が、扱った台数が少なく(百台以上はあるが千台はおそらくない)、詳細にデータを取ったわけではないし、メーカーによっても異なるだろう。

Googleを支える技術の第5章5(224ページ)に「ハードディスクはいつ壊れるか」という内容がある。

それによると、

・長く使うと壊れやすくなるわけではない。

・よく使うと壊れやすくなるとも限らない。

という予想に反する結果が書かれている。

その中には、

・温度が高いほど壊れやすいということもない。

という驚くべき(通説に反する)内容も。

Failure Trends in a Large Disk Drive Population

S.M.A.R.T.に関係なく(何の前触れもなく)故障するのもよくあることなので、S.M.A.R.T.を過信しないように。

しかし、S.M.A.R.T.の値はあてにならないかもしれないが、何かしらの問題が生じていることを知るのは必要だろう。

なお、Linuxでは多くの場合標準でS.M.A.R.T.を取得できるが、Windowsでは取得できない。

発生しやすいのは

05:代替処理済のセクタ数
C5:代替処理保留中のセクタ数
C6:回復不可能セクタ数

の異常である。

関連:ローレベルフォーマットによるS.M.A.R.T.の変化(代替処理保留中のセクタ数,代替処理保留中のセクタ数,回復不可能セクタ数)

値が悪化するだけでなく、改善する変化もある。

が、一度不良が出たハードディスクは、以後使用すべきではないだろう。

また、新品=異常ナシとは限らないので、新品のハードディスクを購入したとしても、S.M.A.R.T.の値は調べておこう。

S.M.A.R.T.には異常がなくても動作が不穏なディスクがあるので注意。

いずれにしても、ハードディスクは消耗品でありいつかは故障するので、ミラーリングは必須だろう。

関連:ハードディスクは消耗品

ミラーリングの上、バックアップを。

ミラーリングは「鏡」なので、誤って消したデータは戻らない。


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バッドセクタのあるディスクをミラーの片方とし、交換せずにそのまま運用していた(笑)が、その状態で、Debian7.5が出たのでアップデート。

Debian7.5

アップデートは問題なく完了したが、

Can't connect to local MySQL server through socket.../run/mysqld/mysqld.sock

とか、phpMyAdminでも、一部のテーブルに於いて、

MySQL server has gone away

とか、出るようになった。

gone away(逝った)

とあるが、

mysql -u root -p

でログインし、

show databases ;

で、データベースの存在が確認できる。

Debian7.5にアップデートしたのが原因なのか?

とも思ったが、バッドセクタのあるディスクを取り外し、スペアを投入すると、エラーはなくなった。

運悪く、バッドセクタのある場所に関連ファイルがあったのかね...

バッドセクタのあるディスクを載せたまま起動すると、起動プロセスでエラーが表示されるが、起動は可能。

だが、非常に時間がかかる。

以前も書いたが、

sda、sdb、sdc(スペア)

としており、何かあった場合の準備はしていた。

バッドセクタのあるsdbを取り外し、再起動をかけると「デグレード状態」となるが、sdcがsdbとなり、自動的にリカバリが開始される。

デグレード状態 リカバリ中

部分的に同期しています

リカバリが完了すれば、元通り両肺で運用できるが、スペアが実戦投入となりなくなったので、追加しておかなければならない。

同型式のディスクでなくてもスペアにできるが、同型式の方が精神的には良い?

# 同型式であるから同時期に逝く可能性があり、リスクは高まるかも。

最終的に、バッドセクタのあったディスク(元sdb)のバッドセクタ数は、14。

バッドセクタ数:14

このようなことがあるから、バッドセクタが生じたハードディスクは遊んでないで、速やかに交換しよう。

また、同じ型式の場合、不良ディスクがどれかをシリアルナンバーで決めるのだが、ハードディスクを筐体に格納した場合、シリアルナンバーが見えにくいことがある。

シリアルナンバーを転記し、見やすいところへ貼っておくと良いだろう。

関連:バッドセクタ数の変化(Debian7.4)

関連:バッドセクタ数:15→10→9→5→9wwwwwwwwww

関連:(Debian7.4)ミラーリングのスペアディスクの追加と自動リビルド(再構築)

関連:Debian7.4でWEBサーバーを立てる(Apache,MySQL,PHP,phpMyAdmin,FTP)

なお、取り外したバッドセクタのあるハードディスク(元sdb)をWindowsマシンにつなぐと、以下の通り。

C5:代替処理保留中のセクタ数 C6:回復不可能セクタ数

C5:代替処理保留中のセクタ数:00000000000E

C6:回復不可能セクタ数:00000000000E

まぁ、よくある組み合わせのエラーではある。


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