ハードディスクメンテナンス

ハードディスクの診断、物理フォーマット、静音化、Linux、サーバー、MySQLなどがメインだったのですが、その後広がり、カメラやハードウェアの投稿も増えてきました。 モバイルデバイスは、MacBookAir(13型)、iPad Air2、ポメラ DM100(キングジム)OLYMPUS STYLUS XZ-2など。 これらを使いながら、ブログを更新しています。

タグ:デグレード



Debian(7.5)サーバーを再起動したら、ブート途中で死亡。

Debianの起動に失敗
この状態で止まってしまう

どうも、ブートに必要なファイルが読み込めないようだね。

このサーバー、ソフトウェアRAID(ミラー)を組んでる。

sdaとsdbの2台(スペアはなし)。

BIOS上では、2台とも認識はされている。

そのどちらに問題があるのかを確かめるため、sdaを切り離して起動させると、同じ画面でコケる。

よって、sdbが異常と判断。

sdbを取り外し、sdaのみとすると起動することを確認。

ただ、この状態では片肺で危険なので、速やかにハードディスクを追加する必要がある。

しかし、同型式のハードディスクがなかったので、同容量のディスクを追加。

# 同容量以上であれば、他のメーカーや型式のハードディスクでも構わない。

ハードディスクを追加し起動させ、ディスクの管理画面(ディスク・ユーティリティー)へ。

左の下方にあるミラーを選択し「%d個のコンポーネント」を編集をクリック。

スペアを追加すると、リカバリ中となり、リカバリが進行する。

リカバリ完了後、grubをアップデートし、sdbにもインストール。

update-grub

grub-install /dev/sdb

これをしておかないと、sdaが逝った場合に、sdbから起動できないのだ。

それでは、ミラー組んでる意味ないよね。

ミラー領域に起動パーティションが含まれている場合は、パーティション・フラグを「ブート可能」にする。

この後、スペアとしてsdcも追加しておく。

ミラーを選択し「%d個のコンポーネント」を編集をクリックすると、sdcをスペアとして追加できる。

スペアを追加した
スペアを追加した

スペアとして追加されたsdcは、sdaやsdbが逝った場合に、自動的に上がってくれる。

当然、sdcには電源ケーブルとSATAケーブルの両方を挿しておかなければならない。

通電している以上、sdaやsdbよりも先にsdcが逝ってしまう可能性があるが...

sdcにも、grubをインストールしておく必要がある。

update-grub

grub-install /dev/sdc

そして、パーティション・フラグを「ブート可能」にする。

以上で復旧は終了。

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バッドセクタのあるディスクをミラーの片方とし、交換せずにそのまま運用していた(笑)が、その状態で、Debian7.5が出たのでアップデート。

Debian7.5

アップデートは問題なく完了したが、

Can't connect to local MySQL server through socket.../run/mysqld/mysqld.sock

とか、phpMyAdminでも、一部のテーブルに於いて、

MySQL server has gone away

とか、出るようになった。

gone away(逝った)

とあるが、

mysql -u root -p

でログインし、

show databases ;

で、データベースの存在が確認できる。

Debian7.5にアップデートしたのが原因なのか?

とも思ったが、バッドセクタのあるディスクを取り外し、スペアを投入すると、エラーはなくなった。

運悪く、バッドセクタのある場所に関連ファイルがあったのかね...

バッドセクタのあるディスクを載せたまま起動すると、起動プロセスでエラーが表示されるが、起動は可能。

だが、非常に時間がかかる。

以前も書いたが、

sda、sdb、sdc(スペア)

としており、何かあった場合の準備はしていた。

バッドセクタのあるsdbを取り外し、再起動をかけると「デグレード状態」となるが、sdcがsdbとなり、自動的にリカバリが開始される。

デグレード状態 リカバリ中

部分的に同期しています

リカバリが完了すれば、元通り両肺で運用できるが、スペアが実戦投入となりなくなったので、追加しておかなければならない。

同型式のディスクでなくてもスペアにできるが、同型式の方が精神的には良い?

# 同型式であるから同時期に逝く可能性があり、リスクは高まるかも。

最終的に、バッドセクタのあったディスク(元sdb)のバッドセクタ数は、14。

バッドセクタ数:14

このようなことがあるから、バッドセクタが生じたハードディスクは遊んでないで、速やかに交換しよう。

また、同じ型式の場合、不良ディスクがどれかをシリアルナンバーで決めるのだが、ハードディスクを筐体に格納した場合、シリアルナンバーが見えにくいことがある。

シリアルナンバーを転記し、見やすいところへ貼っておくと良いだろう。

関連:バッドセクタ数の変化(Debian7.4)

関連:バッドセクタ数:15→10→9→5→9wwwwwwwwww

関連:(Debian7.4)ミラーリングのスペアディスクの追加と自動リビルド(再構築)

関連:Debian7.4でWEBサーバーを立てる(Apache,MySQL,PHP,phpMyAdmin,FTP)

なお、取り外したバッドセクタのあるハードディスク(元sdb)をWindowsマシンにつなぐと、以下の通り。

C5:代替処理保留中のセクタ数 C6:回復不可能セクタ数

C5:代替処理保留中のセクタ数:00000000000E

C6:回復不可能セクタ数:00000000000E

まぁ、よくある組み合わせのエラーではある。


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