ミラーを組んでいるsdaとsdcがある状態で、スペアディスクとしてsdbを追加する。

(今回の場合、a,cがあり、そこにbを追加なので、以後注意)

まず、空のディスクであるsdbを取り付ける。

sdaとsdcがミラー、そこにsdbを追加していく
sdaとsdcがミラー、そこにsdbを追加していく

取り付けたsdbの状態(空)
取り付けたsdbの状態(空)

ミラーにスペアを追加するには、ミラーを選択し「%d個のコンポーネントを編集」をクリック。

%d個のコンポーネントを編集
%d個のコンポーネントを編集

この「%d個」という謎の表示Debian(6.0.9)でも見られるが、7.4になっても直っていない。

Linuxのミラーは、ハードウェアRAIDやWindowsのソフトウェアRAIDとは異なり、ディスクそのものをミラーとするのではなく、Partition毎にミラーを組んでいく必要がある。

同様に、スペアを追加する際も、Partition毎に追加していくことになる。

Partition毎に追加するのは、無駄なPartitionがミラーされるのを防ぐことができ、柔軟性も高いが、単にディスク全体をミラーしたい場合には、非常に面倒である。

また、後述するが、Partition外(MBR)はミラーされないので、起動ドライブとしている場合は、注意が必要となる。

sdaとsdcには複数のPartitionがあるので、sdbを追加した後、Partition毎にスペアを設定していく。

sdaとsdcにスペアを追加
sdaとsdcにスペアを追加

スペアとしてsdbを追加
スペアとしてsdbを追加

80GB中の77GB(第1Partition)のスペアを組む
80GB中の77GB(第1Partition)のスペアを組む

sdbの第1Partition(77GB)をスペアに設定
sdbの第1Partition(77GB)をスペアに設定

同様に、sdbの第2Partition(3.3GB)のスペアも設定
同様に、sdbの第2Partition(3.3GB)のスペアも設定

スペアを設定した時点では、sdbに対するリビルド作業は行われない。

リビルドは、sdaかsdcがダメになった時点で発動する。

スペアは「控え選手」なので、この後sdaかsdbの何れかが壊れた場合に自動的に登板することになるが、本当に登板してくるか確認しておかなければならない。

ということで、ディスクが壊れた場合を再現するため、システムの稼働中にsdaのSATAケーブルを抜く。

左端がsda
左端がsda

sdaのSATAケーブルを抜いた
sdaのSATAケーブルを抜いた

今回は試験環境なのでこのような無理な操作ができるが、当然、実環境では行わないこと。

すると、sdaがなくなったことがすぐには検知されないが、暫くすると検知され(デグレード状態)、自動的にスペアであるsdbに対する再構築が始まる。

再構築(リビルド,リカバリ)中
再構築(リビルド,リカバリ)中

sdbに対する再構築(リビルド,リカバリ)が行われている
sdbに対する再構築(リビルド,リカバリ)が行われている

再構築中でもシステムは稼働しているので、ダウンタイムは少ない。

再構築が終了すれば、sdcとsdbのミラーとなる。

が、以前書いたように、grubは追加したドライブ(sdb)には入っていないので、入れておく必要がある。

そうしないと、sdcが壊れた時、sdbから起動できなくなる。

MBRはPartition外であり、ミラーされないのだ。

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